聖書に登場する悪役たち

創世記 3:1-5
さて、蛇は神である主が造られた野の生き物のうちで一番狡猾であった。蛇は女に言った。「本当に、神はあなたがたに『園のどの木からも食べてはならない』と言われたのですか。」
女は蛇に言った。「私たちは園の木の実を食べてよいのです。しかし、園の中央にある木の実について、神は『あなたがたはそれを食べてはならない。それに触れてもいけない。死ぬといけないから』と言われました。」
すると蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。それを食べるとき、あなたがたの目が開かれ、神のようになって善悪を知る者となることを神は知っているのです。」

ヨブ記 1:6-12（ヨブを試すサタン）
ある日、神の子たちが主の前に来て立ったとき、サタンも彼らの中に来た。主はサタンに言われた。「どこから来たのか。」
サタンは主に答えた。「地を行き巡り、そこを歩き回ってきました。」

マタイ 4:1-11（イエスを誘惑するサタン）
すると、御霊がイエスを荒野に導いた。そこでイエスは悪魔の試みに会われた。

マタイ 26:14-16（ユダの裏切り）
そのとき、十二弟子のひとりであるイスカリオテのユダが、祭司長たちのところに行って言った。「彼をあなたがたに引き渡せば、いったい何をくれますか。」彼らは銀貨三十枚を支払うことに決めた。

マタイ 27:3-5（ユダの後悔と自殺）
そのとき、イエスを裏切ったユダは、イエスが罪に定められたのを見て後悔し、銀貨三十枚を祭司長たちや長老たちに返そうとして、
「私は罪を犯した。罪のない人の血を売るようなことをしてしまった」と言った。しかし彼らは、「私たちの知ったことではない。自分で始末することだ」と言った。
そこでユダは銀貨を神殿に投げ込んで去り、首をつって死んだ。

ダニエル書 3:4-6（金の像を拝むことの強制）
町の人々に告げられた。「王の命令がある。笛、竪琴、琴、笙などあらゆる楽器の音を聞いたら、王が立てた金の像を拝め。そうしない者は、火の燃える炉に投げ込まれる。」

ダニエル書 4:28-33（高慢による罰）
「これはすべてバビロン王ネブカドネツァルに起こった。王が宮殿を歩いていたとき、こう言った。『この大バビロンは私の力と栄光によって建てられたものではないか。』すると、神の声が響いた。『王よ、お前の王国は取り去られる。』」

エステル記 3:5-6（ハマンの怒り）
「ハマンはモルデカイがひれ伏さないのを見て激しく怒った。彼はモルデカイだけでなく、彼の民であるユダヤ人を滅ぼそうと企んだ。」

エステル記 7:9-10（ハマンの処刑）
「王は言った。『ハマンがモルデカイを吊るすために作った杭に、ハマン自身を掛けよ。』ハマンは自分が用意した杭に掛けられた。」